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08:『愛のアフォリズム』

愛のアフォリズム 愛のアフォリズム
ブリギッタ ロート、 他 (2002/06)
集英社

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『愛のアフォリズム』
集英社新書
ブリギッタ・ロート 編 
西川 賢一 訳
171ページ

恋愛について、作家、思想家、俳優などが残した名言や、世界の格言を、『恋ごごろ』から、『ああ、結婚!』まで8つの章に分類して紹介したもの。
思わずニヤっとするものから、耳の痛いことばまで様々。
恋愛というテーマは世界・時代に関わらず永遠なのだろう。

『男性は必ず、女性の初恋の相手でありたいと願うもの。でも、それは野暮な虚栄心。私たち女性は、男性の最後の愛人でありたいのです。』
などは、女性からすると、とても納得できる言葉だと思う。

男女間の愛が、いかに不確かで、この上なく魅力的か。そういった事を、皮肉を込めたり、中には賛美のことばをもって短く表現。

男ってほんと、身勝手だわ と、読み終わった女性は思うでしょう。
ま、男から見た女も、十分身勝手なのですが。

07:『せつない話』

せつない話 せつない話
山田 詠美 (1993/10)
光文社

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『せつない話』
光文社文庫
山田 詠美 編
382ページ

「せつなく」なれるお話、14話。
田辺聖子、村上龍から、サガン、カミュまで様々。どれも読みやすい。
日本人作家の作品は、読みおわった後に、所謂一般的な『せつなさ』・・・鼻の頭がツゥンとするような感覚・・・を感じるのだが、ロレンス、カミュ、ヘンリー・ミラー、テネシー・ウィリアムズの作品は、一筋縄では『せつない』気分にはなれない。
少々曲がりくねった結末に、思わず「うーん」と唸ってしまうが、しかし、心の端っこにポッと灯がともる感じは世界共通なのか。

話の配置にも工夫がされている。感情移入しやすく、読みやすい作品から徐々に複雑な『せつなさ』を描いた物へ、そしてボールドウィンの話にて、思わず主人公と共に上を見上げ涙を抑えつつ、喝采を聞いてすっきりとして、あとがきへ・・・と。
後書きとして書かれた『五粒の涙』に出てくる、山田詠美本人のエピソードもかなりせつない。

『せつない』という日本語は、英語に訳せないそうである。
日本人独特の感覚なのだろうか。
この『せつなさ』を、山田は『五粒以内の涙が流れる感情』と説明している。それ以上に涙が流れる感情であれば、それは『悲しみ』になるのだ。また、悲しみについての原因は明確に存在し、説明もでき、その感情は記憶に残るのに対し、せつなさについての原因は不明瞭で、自分でも何に対してせつなくなったのか判別出来ない為説明も出来ず、記憶にも残りにくいものだと言う。

嗚呼とため息をつきながらページをめくると、さまざまなせつなさを体感できる。
全部で382ページと盛りだくさん。『せつなさ』でお腹いっぱいになった後は、かけがえの無い人をもっともっと大切にしようと感じる。
『せつなさ』とは悲しみだけでなく、そこへ、周りに対しての愛が重なった時に感ずる感情なのではないかと、私は考える。

心にほっこり灯をともしたい方にお勧めの本。

04:『女性のための 禁煙セラピー』

女性のための禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる 女性のための禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる
アレン カー (2003/03)
ロングセラーズ

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『女性のための 禁煙セラピー』
KKロングセラーズ
アレン・カー 著 阪本 章子 訳
243ページ

『禁煙セラピー』女性版。
禁煙する事で、感じるかも知れないと抱く不安を、繰り返し繰り返し解きほぐしていく。
例えば、禁煙したからといって、イライラする訳ではない。タバコが切れるとイライラしていたのだから、その原因を取りのぞき、却ってリラックスする。などなど。
どうして、煙くて臭いと思っていたタバコに、無理矢理慣れようとしたのだろう?
そして、その、始めの一本を吸う前の状態に戻りたいから、繰り返し吸っていただなんて。
一本吸って、ニコチンが切れたから、また吸う。6年間、ぐるぐると、同じ所を回っていただけなんだなぁ。と、唖然とした。

ちなみに、タバコをやめて3ヶ月目。
全く吸いたいと思わない。

03:『ピル』

ピル ピル
北村 邦夫 (2002/01)
集英社

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『ピル』
集英社新書
北村 邦夫 著
203ページ

今までは、男性が主導権を握る避妊が一般的であった。コンドーム、ペッサリー、IUD等。
しかし、妊娠するのも、中絶、出産するのも、すべて女性であり、避妊は女性が主導権を持って良いのではないかと言うところから、ピルの研究が始まる。
男女間の問題ではあるが、宗教・政治などが絡み、ピル承認までは10年近くかかった。
避妊の主導権を女性が持つという事は、社会的にも女性の主導権を認める事に繋がる。
しかし現実は、断ると彼氏に嫌われるからと、セックスをし、望まない妊娠をしてしまった女性なども減らず、セックスというものを間違って認識している人は多いらしい。
ピル→セックス→社会における男女問題、と、広がる内容。

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