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06:『青春ピカソ』

青春ピカソ 青春ピカソ
岡本 太郎 (2000/06)
新潮社

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『青春ピカソ』
新潮文庫
岡本太郎 著
161ページ

岡本太郎、ピカソ論。
ピカソへの想いを通して、岡本太郎の芸術への想いも見えてくる。

「ピカソに挑み、のり越えることがわれわれの直面する課題である」
ピカソを神として崇拝しているうちは、決してピカソを乗り越える事は出来ない。
とても力強い創造者の言葉を見る事ができる。

内容とあまり関係ないかもしれないが、しかし、どうしても感じずにはいられなかったのは、岡本太郎の論理的文章力のすばらしさ、だ。
そんな事をわざわざ感じる事が、とても失礼である事は十分承知の上だが。
自分の感じた事を、絵や彫刻だけでなく、こうして文字で表現できるとは、さすが天才。
あふれる感情によって、所々読みづらい時もあるが、全体としては読みやすく書かれている。抽象的な、芸術・感性といったものの『しくみ』を、私達鑑賞者にも分かりやすいように、示されている。

それはまるで、感覚では理解していた事を、
これ以上は無いだろうという程の美しい数式で証明されたような、爽快感がある。

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