Home > 小川 洋子
小川 洋子 Archive
33:『博士の愛した数式』
- 2006-07-18 (Tue)
- 小川 洋子
![]() | 博士の愛した数式 小川 洋子 (2005/11/26) 新潮社 この商品の詳細を見る |
『博士の愛した数式』
小川 洋子 著
新潮文庫
291ページ
数学が好きだった人なら分かる、『証明』の美しさ、気持ちよさがある。数学が嫌いだった人さえ、『フェルマーの最終定理』にため息をつき拍手を送る事ができる。
記憶が80分で消える博士と、家政婦とその息子。その3点の間を繋ぐ、数学と『現在の』阪神タイガースと『1975年までの』江夏豊、と言う線。
人間愛に満ちている。様々な形の、見返りを求めずただ与える無償の愛。
同じくらいの愛情が数式や数に注がれていて、『神の手帳』や『美しいレース模様』などと表現されている。
博士が目を輝かせて説明してくれる、素数や虚数、その他様々の数学はどれも愛おしくて、大切な宝物のように感じてくる。
そして、そんな博士が大好きで抱き締めたくなる。
……。
どう頑張って、この感動を示そうとしても、無駄な足掻きみたいだな。
とにかくお勧めなの。
男の人にも、女の人にもお勧めなの。
涙が出るほど、優しい話。
その全体が、鳥肌が立つほど美しい証明みたい。
ああ いい話だった。
やはり、数学は美しい。
余計な説明をすると、却って魅力が無くなりそうで怖いので、簡潔に述べたかったのだけれど。
長々となっちゃったなぁ。
- Comments: 6
- TrackBack (Close): -
Home > 小川 洋子
- Search

