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86:『パンドラの匣 』

パンドラの匣 (新潮文庫)パンドラの匣 (新潮文庫)
(1973/10)
太宰 治

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パンドラの箱から最後に出てきた「希望」を「明日へ導く光」と捉えている作品。

『パンドラの箱から最後に出てきたのが希望だとは皮肉なものだ。
希望を持つから裏切られたと感じてしまうのだ』
と、言ったのはかつての恋人か、はたまたどこかの本で読んだのか。
今まで太宰作品と言えば、パンドラの箱から出てきた希望をそのように捉えたものというイメージがあった。
それを気持ちよく裏切る青春小説。

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